4.5おまけ





　ステラが湯船に向かうと、湯煙の向こうに影が見えた。
　ポップの言っていた動物さんかしら？とステラは首を傾げる。がどうも違う。人影の様だ。
　何故なら、動物さんならば鼻唄を歌いながら風呂には流石につからない…筈だ。
「…ポップ〜？」
「うおっステラまだ湯船に入って無かったのか？」
　ポップは既に半裸以上脱いでいたが、ステラちゃん気にしない(笑)
「お風呂に誰かいるよ？」
「え？」
「多分二人かな〜？女の人と、男の人。男の人が歌を歌ってるよ？」
「二人？！」
　ポップは首を傾げた。
　この空間にいる人間は、自分を含めキラ達しか居ない筈。入って来れる人間なんて…。
　と、此処で気付いた。
「ステラ」
「うん？」
「女の人で歌が男の人…？」
「うん」
　ポップは脱いだ上衣を一枚はおり、ステラを脱衣所に残すと引き戸(笑/勿論すりガラス)をスパーンと開いた。
「フォルテ！何勝手に寛いでるんだ！？」
「ああん？何だって？お前も一杯やれよ〜」
「…！もう出来上がってるし！どんだけ呑んだんだ！！」
「…ポップの知り合い？」
「何だポップ、いつの間にそんなおっきな子産んだんだ〜い？」
「目も髪も似てないだろーが！」

（askｻﾏ）
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20071111